わー。これ社会問題になるくらいだけどマーケティングの王道なんだよな・・・。というニュースを見たので記事にします。
みなさんは「洗剤チャレンジ」というキーワードを聞いたことありますか?
これは、最近登場したカラフルな洗濯洗剤を実際に食べてみるという企画で、それをpv目当てにYouTubeにアップする動画が流行っているそうです。
・・・・良くないですよね。1つだけじゃなくてポコポコ何個も口に入れている。
実際に内蔵にもダメージを与えるし、最悪死の危険性もある。
良いことなんて一つもない。
ネットには「そこまでして目立ちたいの?」
「誰にも迷惑かけないと思うけど、医者に言ったら保険が税金で支払われる」
「子供も真似しているし、商品販売を辞めるべきだ」
なんて意見が踊っていますが・・・。
でもこれマーケティングや商品開発という点からみると危険性はあるにしてもものすごい可能性があるんだよなー。ということで講義します。
衣食住の低次元欲求の世界とコラボすれば高次元商品も売れるという事実
ネットビジネスで稼げるジャンルの典型が、恋愛とか、お金に関することとかなのですが、これは人間が基本的に毎日欲求を引き起こされる低次元な欲求だからであり、
ここに絡めると、あまり必要ではない高事件のサービスでも、人間の脳は錯覚を起こしてしまい、購入につながるってことです。
だから一見関係なくても、テレビや雑誌のcmはなんとなく性欲を刺激するような作りになっているものが多いんです。
やっぱり本能には逆らえないってことですね・・・。
今回は洗剤をクッキーやキャンディーのような形にすることにより、食べ物のように見せかけて売るというマーケティングが成功したわけで、これは他のジャンルでも応用はいくらでも効きます。
一件キャンディーに見えるけれど、実は消しゴムですとかはよくあるパターンですよね?
私もたまに購入するRUSHとかはチョコレートクリームのように見える洗顔フォームを売ってますし・・・。
洗顔チャレンジがこの商品には及ばないで欲しいと思いますが、こうやって商品を別の業種とコラボすると時と場合によってはものすごい訴求力が働くってことです。
異業種視点で自分の商品やサービスを考えると超面白い
洗剤チャレンジは確かに社会的に問題があるので、パッケージに警告を大きく書くとか(デザイン性は損なわれるけど)しないとダメだと思います。
ただ、他人の業界を自分の業界視点で考えるという癖は常に持っておきたいですよね?
私も外国人にいつも言っていたのは「あなたたちの日本語力は一生日本人には勝てない。でもあなたたちの視点は日本人には一生持てない」ということです。
今回は洗剤だから問題になったけれど、実際に洗剤デザインのドーナツとかを作って売っているお店もあるみたいだし・・・。
○○のように見える××なんていうのは新商品開発のきっかけになりますよね?
どんな時も楽しむ視点を忘れずにいたいものです♪