移り変わりが早いビジネスの中で、もっと将来性が心配されている業界の一つがアパレルです。
実際通販がどんどん進化しているなか、本当に今までのビジネスモデルは成り立つのか?
そいう問題に光を当てたのがスマセルという会社です。
要は法人の転売、中抜きのビジネスモデルなのですが、こういうものを見るにつけ、アパレル業界は本当に今から方向転換しておかないと生き残れないと思うのです・・・。
スマセルのようなビジネスが出てきているのがブランド戦略の終わりの始まりでは?
結局のところファストファッションにしても、「体を温めたい」という保温の機能において服は選択されないってことです。
動物界では「異性にアピールしたい」というのが二次的欲求でありますが、一年中発情できる人間は、その基準もあいまいで、動物界にある季節の温度変化もエアコンで操作できるようになった今となっては、服に意味付けをするのが非常に難しいのですね・・・。
そういう意味ではスマセルは賢いです。
服に保温の意味もないし、発情の意味もないのであれば、次に起きるのはストーリーです。
その服の伝統とか時代とかです。
でも、それすらネットによって細分化されてしまった・・・
新しさという軸の基準がものすごく増えてしまい、どこを視点にブランド形成をすれば保温・発情以外の価値が生み出せるのか?
軸が分からなくなっているのです。
こういう難しい話をしなくても、大手のブランドショップは「今の現状ヤバくね?」っって思っているわけで、
「石油化学繊維のTシャツが10000で売れている」というのは洗脳以外の何物でもなく、もうすぐこの洗脳が解けてしまうという危機を抱いているわけです。
スマセルのようなビジネスモデルは転売サイトが真似してレッドオーシャン
廃棄処分になているものを売るという手法は中抜きモデルですから、当然参入障壁はなく、大手の転売サイト、ヤフオク、メルカリを筆頭にある程度のところで大手がこぞって参入してくるでしょうね・・・。
www.xn--yckc2auxd4b7400cs11ao56g6ql.com
スマセルのビジネスが成り立つってことは、そもそもブランド服のタグを切ったら所詮2000円程度の価値しかないという本質を示したに過ぎないですからね・・・。
そうなると、単純なアパレルのビジネスモデルは暗いですね・・・。
スマセルに対抗するには地下アイドルを研究しよう!!
まあ、スマセルを使うのは良いと思うんです。私の大学の友達の1人も横浜でアパレルの子会社経営していましたから、在庫余ったら売っちゃえばいいんだと思います。
でもね?これじり貧です。
ぶっ叩かれるだけですから。
それよりも、こういう中抜きモデルから抜け出すためには、地下アイドルの研究が重要かと思います。
私はちょっとしたコネでアメブロの地下アイドルのサポートをしながら、そのファンにグッズ販売をしている人と話したことがあるのですが、
今はもうブランド名や機能に人はついてこなくて、「服を通じたコミュニケーション」にお金が流れる時代なんですってね。
なんでも有名な地下アイドルが紹介したブランド服は、高校生や大学生が借金してまで貢ぎまくるらしいですよ?
そういう構造を作り出した方が良いです。
スマセルに流す前にアパレルは自社のオウンドメディアを育てよう
私が社長だったら、在庫処分悩む前に、とにかく自社のオウンドメディアを育てますね・・。
モデルを雇って、自分の服をprして直販にします。イベントを開いたり握手会を画策します。
ブログは当然、インスタやツイッターを駆使して、ファンを増やしてコミュニケーション型の販売モデルを画策します。
ブランドなんてタグを切ったら1/20の価値になるんですよ?
でも人が人を切るのは容易ではない。
そういう関係性づくりに重きを置いた経営戦略を組みますね・・・。
こういう論点で話し合いができないと結局アパレルってラットレ―スから抜け出せないのかな?
ガイアの夜明け、結構感銘受けるんですけどそのビジネスモデルを分析するとまだまだ抜け道ありそうで楽しめますね♪