私が文系出身だからかどうも、ネットビジネス本の中でも文系大学を卒業した人の本を読む癖がついていて、マーケティングとかセールスとかどうしても書籍が偏ってしまう。
ネットで稼ぐなら細くとがった方が良いんだけど、たまに、別の情報も入れておかないと頭でっかちの馬鹿になる(>_<)
でも理系の本ってどうもなじみが薄くて読みずらい・・・。
そんな私みたいな文系人間が理系からどうやって知識を学べばいいのか?
そんなときのヒントを与えてくれるのが、川村元気さんのインタビュー記事をまとめ理系に学ぶという本。これは勉強になったので今日はつらつら感想を書こうと思います。
この本です・・・。理系に学ぶ(ダイヤモンド社)
川村さんの理系に学ぶは要約文の最高のお手本になる
まず本の内容に入る前に、この本の全体的な感想ですが、「これって最高の要約文のお手本だな?」と思いました。
この本の構成は川村さんと理系人間(と称される人)との対話が10ページぐらいあって、文字にすると5000文字~1万文字ぐらいの量が、最後の一ページに復習ページで500文字がまとめれています。
そのあとに箇条書きの補足で300文字ぐらいでまとまっているので、会話の中から要点を拾う際の参考になること間違いなし。
さすが映画監督ってことで、それぞれの人物に合わせた的確な質疑応答で、文系人間がどう理系に学べるのかがさっとわかります。
問題を自分のテーマに関連させて、自分の色を加えて作品にする。
これが情報発信系のブログの極意なのだけど、それをすんなりとやっているのが凄すぎると思ました。
「理系に学ぶ」で見えてくるのは人間理解のアプローチの違い
理系を学ぶという本を読んで何度も思い起こしたのは私が学生時代にいつも思っていた疑問。
「世の中にはもっと大切なことあるのになんで受験勉強なんてしなければだめなの?」
というもの。
その中で私の恩師ともいえる講師の一人が「英語も国語も数学もすべては人間理解のためにある。それをいつか知ることになる」と言っていたのですがまさにこれ。
天野篤さん(お医者さん)は「経済の大原則は医療を考える際の参考になるので株式投資は役立ちます」と言っていたり、
村山斉(理論物理学者)さんが「自分の持っている言葉ではどうしても表現できなりから新しい言葉が欲しい。だから共通の言葉を学ぶわけですが、それが数学です」
と言っていたり
伊藤穣一(MITメディアラボ所長)さんが今でもクラブのDJをやっていて、「大切なのはプランニングじゃない。パーセプション(理解)とアウェアネス(気づき)なんだよね」
など語っているのを見ると、アプローチの違いという視点で見れば理系の考え方もどんどん自分に取り入れて成長できるな・・。とワクワクしてきました♪
ITクリエイターも多く登場!ネットビジネスに役立つヒントも満載
最後にせっかく当ブログのテーマである「ネットビジネス」についてのノウハウもちょっと書こうと思います。
自分で何かをつかみ取ろうと思って読書すればどんなものでも参考になるわけですが、理系に学ぶの中ではメディアのクリエイター、起業家が多く登場しますので、それは本当に参考になります。
・ルールとトーンで広告を作る(佐藤雅彦)
→ 3段論法だけでは人は説得できなくて世界観を前面に出したトーンも加えていくということでしょう。ブログで行けば雰囲気ですね。論理的なことばかり語っていても読んでて面白くなくなってしまう(>_<)
・胴元(アメリカ)のルールを理解してその中で可能性を作れ(高橋智隆)
→ 相手のルールを理解したうえで自分の個性を発揮する手法を考えろってことだろうと思います。フェイスブック、ツイッター、グーグルのルールって知ってますか?
・足し算、引き算、掛け算、割り算くらいができると、企画ができるし、事業も考えられる(添田淳)
→ これは定番でブログやホームページのテーマ選びや表現の仕方ですね♪二つのアイデアを結び付けたり、かけ合わせたり、だくさんある機能を一つに絞ったり、分解して小分けにしたり・・。
Twitterなんて文字制限で飛び出したサービス。さすがLINEのCEOです( ゚Д゚)
なんて感じで「理系に学ぶ」はみなさんの視点で読んでもらいたいと思います。きっと私と違う部分に目が行くのでは?それがまた面白い。
私の場合は300Pぐらいの本を1~2時間ぐらいでさっと読んで、気になるところを折り返し、後でそこだけ読み返して初見のときとの差を感じています。
同じ本でも立場や経験値が違えば感じる部分も違うはず!
いつかみなさんと、どのページを折り返したのか?比べっこしながら読み合わせすると面白いんじゃないかなーと思ってます。