今回読んだのは「起業家のように考えるという本」著者は朝まで生テレビ(昔結構見ていた)の田原総一朗さん。彼が起業家18人と対談するという形で編集されている。
読んでみると多くの起業家さんが私と同じくらいの生まれであることが発覚。うわー。40代にしてすでにそこまで到達している。
自分なんて1/1000にも満たないなぁと思いながら勉強したので内容を紹介。
- クラウドワークス社長:吉田浩一郎・・・1974年
- スマートニュース会長:鈴木健・・・1975年
- 弁護士ドットコム社長:元榮太一郎・・・1975年
- ビズリーチ社長:南壮一郎・・・1976年
- マネーフォワード社長:辻庸介・・・・1976年
- スペースマーケット社長:重松大輔・・・1976年
- メルカリ社長:山田進太郎・・・1977年
- スターフェスティバル社長:岸田雄介…1977年
とまあ、本書に登場する起業家の方々は今のアラフォー世代でほとんどが占められいる。
起業家のように考えるとはどういうことか?
この本は5章構成になっていて
- どうやって起業を思いついたのか?(ビジョン)
- どうやって優秀な人を集めたのか?(人脈・労働力)
- どうやってお金をあつめたのか?(資源・お金)
- どうやってお金を稼ぐのか?(マネタイズ)
- 何で会社をやめたのか?(マインド)
人、モノ、カネ、マインド、情報など、各起業家の観点から語ってくれている。
例えば、起業のアイデアについては以下の通りだった。
1 世界の最先端から予測
- 注目してる市場を誕生から現在の伸縮率を元に、楽観悲観することなく市場の将来規模を算定する。
- その際ターゲットの人口が限定的でないかに注意する
⇒ ネットビジネスで言ったら、流行っている仕組みやキーワードの伸び率。検索ボリューム等に当たる
2 実現したい目的から予測
- 実現したい目的が共感を得られるものなのか、他人に話して理解されるかを確認する
- 情報の感度の高い人と、普通の人の中間くらいの人が「使いたい!」と思うくらいが事業化のタイミング
⇒ ネットビジネスで言えばコピーライティング。現実的に自分が提案する主張が世間に受け入れられるのか?市場の動向を元に語るわけだ。
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・・・例えばこんな感じ。
起業家はゼロから儲ける仕組みをつくるのがうまい
ネットビジネスはゼロから起業できる最たるものだけど、本書に登場する起業家さんもIT系からスタートしている。
その際どうやって最後にお金を手に入れるのか?その仕組み作りをこう語っている
① ユーザーへの新しい価値の提供
- 新しいサービスを導入することで、ユーザーにどんなメリットがあり、いくらの価値があるのかを算出する
- その価値よりお得感があるポイントに価格を設定する
⇒ 私もそんな感じでHPを作っていて、無料でアフィリエイトのやり方を公開することで価値を提供しようと思っている。
そして早めにもっと勉強したい人はツールや教材を購入して成功のスピードを速めることを提案。自分自身でも教材を書き下ろしている。
さらに個別指導で私のプライベートを削って教えるかわりに、圧倒的スピードでの成功を約束するという形でコンサルを提案している。
② 収益を生み出すビジネスモデル
・ビジネスモデルの先行事例を過去の書籍や企業のIR情報などで探す
⇒ 私の場合は株式をちょこっとやるのでIR情報は企業が送ってくれる。1株でも気になる業界の株を買うと、結構知識が身につくのでやってみよう!
・個人向けサービスの場合には、ユーザー数の推移、課金のタイミングを検証することが最優先。
⇒ 私もメルマガの読者が毎日2桁増加し出してから、全員に無料で価値を提供するのは不可能だと判断し、課金(教材購入の代わりに指導する)などのビジネスモデルにっ切り替えた。
とまあ規模は違うけれども、やっていることは少し似ていると思った。
成功する起業家は体験を元にエネルギーの集約を図っている
この本で、最も納得したのが、起業家の方々のビジネスの作り方が、どの人も自分の過去の体験を元にしており、自分をきちんと知り、エネルギーを向ける方向性を見定めたら後はブレずに行動しているということ。
やっぱりどんなビジネスでも体験は非常に重要。過去の自分を考えてもそうなのだが、今でも頭にすぐに浮かぶような景色(強い体験)をいくつも持っておくと、いざという時に初心に立ち返りやりたいことをやれるエネルギーに変えてくれる。
私としては塾や日本語学校・ビジネス学校・大学での指導というのが原体験。苦しいことも楽しいことも沢山あったし、楽しいこともあった。
今でも目をつぶれば浮かんでくる生徒の顔や、教室がある。
そういうものがあれば、きっとみなさんだって小さい起業家になれると思う。自分の人生の歯車を自分で回すのだ。
他の誰のためでもないあなただけの人生を歩むのだ!!
私はそういう独立した人間を私のアイデアで育てたい。それが私が起業した意味である。
最近行ってきたが、ネットビジネスの法人も認知されつつある。このビジネスの起業なんて資本はいらない、リスクも最小限で済むはず。そして何度でもやり直せるし、誰に許可をもらわなくても何度でもチャレンジできる。
やる気になったらこの春から人生の再スタートを切ってはどうだろうか?