今回のネットビジネス講義はIOTビジネスについて。今日のニュースでもやっていたがソフトバンクがARM買収に3兆円を投資。これを安い買い物だと言う。
同時にポケモンGOが世界で一大ブームになり、事故者もでるほど待ちゆく人々がポケモンを手にするために外に出歩いているというニュースを聞いた。
ゲームメーカーの任天堂、そしてソフトバンクをはじめ大手企業は次々の次世代ビジネスに投資する。
モノとITが融合してあらゆるものがネットにつながるという未来予測の中で、私たちはどのような価値観を作り上げていけば良いのか?
IOTとAIが同時に進化して行く中で私たち個人がどうやって生き残れるのか?
何を考えて生きていけばいいのか?そんなことをお話ししたい。
ソフトバンクグループは7月18日、英半導体大手のARMを約3兆3000億円(240億ポンド)で買収すると発表しました。ロンドンで記者会見を開いた孫正義CEOは「いよいよその日が来た」と興奮気味に買収の詳細や経緯を語りました。
IOT全盛時代での価値観は従来と異なるはず
IOTが進化すれば、当然便利すぎる世の中がやってくる。孫さんが今回のインタビューで言っていたように、街中の電柱すべてがITにつながり、情報供給と収集の場になり、スマホと共につながっていく。
目に見えるものすべてがITと無関係ではいられず、たとえ自然に逃げても最低限の安全対策の名のもとに人が行けるところにすべてはIOTでITと融合化することは避けられないと思う
例えばこれから夏休みのバーベキューをする際も、IOT化されたバーベキューセットが最適な火の温度を教え、子供が川でおぼれないように、足につけられたバンドが親に通報。
突然の豪雨と増水はテントに写されたスクリーンが警告をしてくれる世の中がきっとくる。
こうやって、全てが便利になるなかで重要な要素を握るのが達成感。「何かを成し遂げた」という幻想をどう作りだせるのか?
個人の達成感は大きな価値観になってくると思う。
最も達成感を味わえるのが「生命の獲得と破壊」に関するコミュニケーション
ではその達成感を最も楽に味わえるものは何か?これは
生命の獲得・破壊、そしてそこに関わるコミュニケーションである。
例えば、ポケモンGOに感じる価値観は何か?
自然の中に入り、気軽な生命獲得の疑似体験をし、ライバルと戦い、生命を壊す(戦う)そこにコミュニケーションが待っている。
こういうものは簡単に人を熱狂させる。
これだけ聞くと怖いように思えるが、日本には「いちご狩り」「梨狩り」「ブドウ狩り」「金魚すくい」「アユのつかみ取り」などのイベントが多くみられ、
生命にそのまま手を触れ、そして破壊し、そこにコミュニケーションを入れて楽しむ文化がある。(そもそも英語では「狩り」という言葉は使わない)
なぜ、これらが楽しいのか?
それは自分で成し遂げたという気軽な達成感。
IOTとAIが進めばこのようなビジネスはますます注目を浴びることだろう。
日本の地方には豊かな自然があふれ、独特な動植物が育ち、それを軸にした文化があふれている。
何かを壊す祭りはどこの地方にもかならず1つや2つはある。
こういうものはこれからIT化時代において世界にPRできるビジネスの軸となると私は睨んでいる。
もしみなさんの周りに創造と破壊、そしてそれに関するコミュニケーションがあったら、是非とも気にかけてほしい。
なるべくハードルを上げずに、創造と破壊を疑似体験させるイベントを考えてみてほしい。
きっと5年後、10年後に生き残れる新しいビジネスが生まれるはずである。